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[死神の意味と基本] [正位置の解釈] [逆位置の解釈]
[死神の中級解釈] [比較的解釈] [イメージ像]


死神の意味と解釈

死神

タロット占いでの解釈の基本事項

「死神」の意味と解釈法の解説になります。 死神の持つ意味や世界観を理解することで、適切な解釈ができるようになります。


タロット占いでは、展開されたカードの全体像から、個々の意味を掘り下げて読み解くことが基本となります。 死神が、どのような意味や背景があるのかを確認してみましょう。 タロットカードの関連性と世界観などを考慮することで、より的確に解釈することができます。


死神の意味と解釈
死神の意味と基本

死神の意味と基本
Death


[吊られた男の意味へ] [節制の意味へ]

死神の概略

死神の意味と基本
「苦境」

死神

死神のタロットカードは、苦境や終末、解体を意味します。物事を終わらせる事や、根本的な部分から考え直す必要性などを意味します。あまり良い意味のカードではありません。行き詰った状況を打開し、新しい状況を迎えるために、一度手放す必要があることを示すカードになります。行き詰った状況を無理に続けても、好転するわけではありません。思い切って考え直すことが一番、と言うような意味になります。


正位置では、状況に見切りをつけて終わりにするべき事態に至ることや、自らの過失による失敗や敗北、外的損傷を負うことや物事の一連の流れが終わることなどを意味します。


逆位置では、物事を終わらせた後の新しい状況の始まりやこれからの可能性が次第に広がること、傷ついた心と体が時間と共に癒されていくことなどを意味します。


正位置逆位置共に、物事や状況の流れに終止符が打たれることや自分の行動や発言が原因となって失敗至ることを表します。


死神の意味と基本

死神の意味と象意正位置の解釈

死神の意味と象意
正位置の解釈

死神

死神の意味や詳細事項、死神の正位置の解釈法になります。 タロット占いにおいて、死神が正位置で出現する際には、死神の意味が純粋に表れると解釈します。 表裏の無い状況や、良し悪しを問わず結果が出やすい状況であることを表します。


死神の正位置のイメージ

死神の正位置

▼死神 正位置の解釈の仕方

進む道は辛く険しい道のりでもあり、根本から状況と目的地を見直す必要があること。楽観的な言葉や行動から、非常に大きな問題を引き起こしてしまうことなどを意味します。


終結。自虐。失敗。崩壊。解体。損失。終末。結末。急変。変化。決別。限界。事件。事故。外傷。終止符。終わり。仕切りなおし。新たな始まり。


  • ・状況を一度終わらせ、考え直す必要性が生じてくる。
  • ・思いがけない障害と問題に道が閉ざされたと感じる。
  • ・今までの期待と願望は、今後満たされることはない。
  • ・過去を清算し新しい出会いを求める必要が生まれる。
  • ・思わぬトラブルや事故に、突然巻き込まれてしまう。
  • ・既に限界に到達し今の状況のまま進展も変化もない。

▼死神 正位置の解釈の例

  • ・次第に障害や壁が大きなものになり、避けられない現実を見せ付けられることになる。
  • ・状況を終わらせる必要が生じ、新しい方に目を向けなければいけない状況になる。
  • ・思いもよらなかった問題と障害に巻き込まれ、これまでの努力の継続を断念する。

▼死神 正位置の対策

問題を受け入れること。初心に帰ること。根本的に見直すこと。決断すること。言動に気をつけること。


死神の意味と象意
正位置の解釈

死神の意味と象意逆位置の解釈

死神の意味と象意
逆位置の解釈

死神

死神の意味や背景の詳細事項と、死神の逆位置の解釈の仕方の基本的な解説になります。 死神が逆位置で出る際には、死神の意味が正しく表れず、不足するか過度になり過ぎるかという意味合いが強くなります。 死神が逆位置で出たとしても、正位置の意味合いを考慮することが大事になります。 逆位置は、表裏がある状況や状況が不明瞭で結果や答えが出にくい事を表していると読み解きます。


死神の逆位置のイメージ

死神の逆位置

▼死神の意味と逆位置の解釈の仕方

追い詰められた立場や状況に対して、明るい兆しが次第に見えてくること。抱えている問題全てを手放し、最初からやり直していくことで、新しい道が見つかることなどを意味します。


再生。回復。復縁。復活。更新。転換。終結。自虐。外傷。怪我。再出発。やり直し。白紙撤回。外科手術。一度離れる。怪我の功名。仕切りなおし。


  • ・問題や障害を放棄して最初からやり直す必要がある。
  • ・中途半端に続けるよりも、やり直す方が近道になる。
  • ・関連している全てのものを、一度忘れることが必要。
  • ・新しい出会いの中から、本来の望む幸せが見つかる。
  • ・過去の出来事や未練を忘れ断ち切る事が必要になる。
  • ・問題から一度離れ、状況や今後を考え直す良い時期。

▼死神の意味と逆位置の解釈の例

  • ・目の前の状況に終止符を打ち、新しく始めることで成功するへの可能性が広がることになる。
  • ・抱えていた問題から距離をおき、根本から考え直してみることでやり直しが可能になる。
  • ・過去への未練を全て綺麗に断ち切り、新しい状況へ足を踏み出すことで道が開かれてくる。

▼死神の意味と逆位置の対策

初心に帰ること。出発点に戻ること。新しい道を選ぶこと。いったん離れること。自分を振り返ること。


死神の意味と象意
逆位置の解釈

死神の中級解釈

死神の中級解釈

上記の死神の基本的な意味を理解した上で、更にタロット占いの解釈の幅を広げるための内容となります。 タロットカード全体の知識や繋がり、世界観などが把握できてから参考にしてみましょう。


死神の別称:うっかり八兵衛カード


正位置
死神の正位置
逆位置
死神の逆位置

▼アルカナの背景

タロット占いにおける大アルカナは、人生においての大事な節目を表し、人が生まれてから亡くなり輪廻転生を経て再び生を得るまでの過程となります。現実的な人生の面では、入学や入社、転職や転居、結婚や離婚などの人生の大きな節目を表すことになります。


▼死神の前後との関係

死神の前にあたるタロットカードは吊られた男となり、後ろにあたるタロットカードは節制となります。 死神のカードは、吊られた男の影響を受け、節制のカードに影響を与えます。 タロット占いにおいて死神のカードを解釈する際には、吊られた男を背景として節制へ至る流れにあることを考慮しながら死神の意味と解釈を掘り下げるようにしてください。 死神のカードがタロットの全体像の中でどのような位置付けにあり、吊られた男と節制との関係性を考慮して解釈することがタロット占いの結果の解釈では大事になります。 死神の基本的な意味となる「状況の解体と状況の再開」に併せ、吊られた男の意味「努力の成果と努力の無駄」、節制の意味「状況管理と混乱する状況」を正位置・逆位置に準じて解釈していきます。 この際、「正位置だから良い」「逆位置だから悪い」というような安易な解釈はせず、正位置の意味合いを踏まえた上で、逆位置の解釈をすることを忘れないようにして下さい。


前のカード
前のカード
死神
死神
次のカード
次のカード

死神は、前の吊られた男の犠牲的な流れを背景に持ちつつ、次の節制の調和がとれた状況に至る流れを背景に持つことになります。世のため人のために尽力したことで、実際に身が犠牲となるのがこの死神になりますが、次の節制は天使のカードとも呼ばれているため、結果としては報われること、天使からの救いが得られるというのが死神の背景にもなります。このため死神では、自分の行動や決断により自分自身が追いつめられてしまうことや、傷つけられてしまうという事を背景に持つことになります。次の節制では、無理のないほど良い状況や環境に焦点が当たり、世のため人のためとは言え、やる過ぎない程々の思い掛けが大事になると戒めを受けることになります。死神という名称で考えると、色々と不安やネガティブな要素をイメージしやすくなりますが、このように吊られた男から節制に至る流れを考慮することで、この死神が意図しているもの、本当の意味での背景や本質などが見えてくるようになります。同時にタロット占いの結果からアドバイスなども引き出しやすくなります。



▼タロットカードの比較的解釈

タロットカードを対比させることで、どのような背景や繋がりがあるのか、どのように読み分けるのかを解説しています。 個々のカードの解釈をする際、視野を広げるために、各カードを対比させてイメージしてみましょう。


▼死神と前の吊られた男との比較

死神
死神
吊られた男
吊られた男

死神は、行き過ぎた行動や状況により、自分自身が追いつめられてしまうこと、物事を抱えきれなくなって潰れてしまうことを表します。吊られた男は、自分で全てを背負い込もうとすることや、限界を超えても頑張ろうとすることを表します。そのため、吊られた男の成れの果てが死神でもあり、忍耐や許容量を超えた結果、全てを失うというような状況に至ります。死神が持つネガティブなイメージや内容に関しては、全て自分自身が背負い込み過ぎたためであり、その匙加減や許容量を見誤ったことが原因ともなります。このあたりを意識して解釈できるようになると、死神も吊られた男も適切な解釈をすることができるようになります。一人で背負い込める量には限界もあり、その限界を超えると破綻をきたします。


▼死神と次の節制との比較

死神
死神
節制
節制

死神は、状況が行き詰ってしまうことで身動きが取れなくなることや、物事が集結してしまうという事を表します。節制は、調和がとれた状況や物事の自然な状態を表すとともに、天使も表しています。死神の物事が終結に向かうという偏った状態に対して、天使からの救いの手が差し出されてくることや、調和のとれた状態に戻そうという自然の強制力が働くことになります。枯れ果てた状況に命の息吹が吹き寄せて来るような流れが、死神から節制への流れにもなります。一方では物事に終止符が打たれて状況が凍結するのに対し、一方では凍結された状況に救いの手が差し出されてくるというような陰と光の関係として死神と節制を考慮することもできます。このような背景を意識して解釈してみましょう。


▼死神と対になる女帝との比較

死神
死神
女帝
女帝

死神は、物事の終結や人の死を司る神様を表す一方、女帝は人が母親になること、妊娠や出産という人の生を表します。死神では終わりを強調するという背景になりますが、女帝では実りがあることや生命などの誕生を背景に持ちます。人が存在する限り、この死と生から逃れられることはなく、誰でも通過することになる人生においての非常に大事な点にもなります。また、自分だけではなく、親や家族との別れ、兄弟や親戚の出産など、出会いと別れが絶え間なく人生の中で訪れて来るというのも、死神と女帝との関係性になります。正義から始まった魂の世界も、この死神でより深く精神世界に踏み込むことになります。大アルカナの中の一連の流れで考えた際も、本当の意味で幽界に入るという認識で解釈してみましょう。



▼死神正位置のイメージの捉え方


死神正位置のイメージ

▼死神 正位置のイメージ

死神の正位置は、外的な問題を表し、自分自身の行動や発言によって自分自身を傷つけてしまうことを表します。自分自身の不用意な発言や行動が原因となり、自分の評価や実績を不意にしてしまうこと、周囲から非難されるような状況に追い込まれてしまうことが背景となります。言葉が厳しくなり、相手を非難してしまうことや、そのように誤解されてしまうこと、自分を過小評価して周囲に相手にされなくなってしまうことなども表します。結果的に大事なものを失うことや傷つけられてしまうこと、思うように行かずに辛い思いをすることなどが背景となります。


▼死神逆位置のイメージの捉え方


死神逆位置のイメージ

▼死神 逆位置のイメージ

死神の逆位置は、正位置と同じように自分自身の行動や発言により、自分自身を傷つけてしまうになりますが、取り返しのつくような状況にあること、弁解することで名誉を回復できる可能性が残されていることを表します。また、正位置と同じような状況になりますが、そこを乗り越えて前に進める兆しが見えてくることや、名誉や立場を回復できる状況になってくることを表します。死神は、逆位置だから良い意味になるというよりは、逆位置でも結果的には自分が傷つくという背景があることを忘れないことが大事になります。言葉や行動には注意が必要な背景になります。


死神の中級解釈
死神の意味の補足事項

死神の意味の補足事項

死神の意味や解釈の内容に関しては、上記の内容が全てではありません。 上記の死神の内容は基本的なものであり、死神を解釈する際の基本的背景となります。 死神の絵柄から、カードが表しているものを適切に感じ取ることが、鑑定をする際に重要となります。


また、死神の意味や解釈の仕方は、タロットカードの種類や占い師によって内容が異なる場合があります。 使用するカードに合わせて、死神の解釈は柔軟に対応してください。 柔軟で視野の広い考え方が、実際にタロットで鑑定をする際には重要となります。


死神の意味の補足事項
死神(Death)

[吊られた男の意味へ] [節制の意味へ]

 


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