[審判の意味と基本]
[正位置の解釈]
[逆位置の解釈]
[審判の中級解釈]
[比較的解釈]
[イメージ像]
審判の意味と解釈
タロット占いでの解釈の基本事項
「審判」の意味と解釈法の解説になります。 審判の持つ意味や世界観を理解することで、適切な解釈ができるようになります。
タロット占いでは、展開されたカードの全体像から、個々の意味を掘り下げて読み解くことが基本となります。 審判が、どのような意味や背景があるのかを確認してみましょう。 タロットカードの関連性と世界観などを考慮することで、より的確に解釈することができます。
審判の意味と基本
Judgement
審判の概略
審判の意味と基本
「再生」
審判のタロットカードは、再生や復縁、復活などを意味します。過去の状況を復活させることや気持ちを取り戻したいという願望、後戻りしない最終的な決断などを意味します。過去の関係が再び訪れることや、目の前に現れることが期待できます。その他にも再婚や復縁、人生に対しての大きな決断を意味します。人生にとっての大きな展開や変化を暗示するカードです。重要な決断をする際などに出現してきます。
正位置では、将来への約束や明るい可能性が確立されて過去を清算するような前向きな状況になること、これまでの一連の流れが大詰めを向かえて一つ上の段階に切り替わることを意味します。
逆位置では、状況などの復活や復縁の望みが絶たれ否定的な結果と精神状況になってしまうことや、望まない方向に判断が下され結果が出てしまうことを意味します。
正位置逆位置共に、一つの循環が終わりを告げ次の段階に進むことや、過去に失われたものが再び目の前に現れることを表します。
審判の意味と象意
正位置の解釈
審判の意味や詳細事項、審判の正位置の解釈法になります。 タロット占いにおいて、審判が正位置で出現する際には、審判の意味が純粋に表れると解釈します。 表裏の無い状況や、良し悪しを問わず結果が出やすい状況であることを表します。
審判の正位置のイメージ
▼審判 正位置の解釈の仕方
新しい目標や状況が確立され、過去より肯定的で前向きな気持ちになること。過去の状況や過去に諦めていたものが、再び目の前に訪れ甦ることなどを意味します。
再生。復元。復縁。復活。再婚。再開。再会。改善。覚醒。決断。結果。修復。合格。先祖。墓参り。仲直り。大事な節目。最後の結末。最終的な決断。
- ・新しい方向性と目的を持ち、積極的な気持ちになる。
- ・新しい出会いや素敵な恋愛関係の確立が期待できる。
- ・最終的な決断と、肯定的な状況に変わっていくこと。
- ・過去に諦めていたものに対して気持ちや活気が戻る。
- ・過去の恋愛での心の傷が癒されて将来を向き始める。
- ・恋愛関係や人間関係の復縁への好機が到来すること。
▼審判 正位置の解釈の例
- ・肯定的な状況や将来への明るい可能性を感じ、積極的な姿勢と前向きな気持ちに変わる。
- ・思うような状況の変化と充実した気持ちにより、爽快な気分と充実した時間を体験する。
- ・最終的な判断や結論に達し、これからの人生の方向性が良い意味で大幅に変わっていく。
▼審判 正位置の対策
胸を張って結果を待つこと。チャンスに手を伸ばすこと。目的を忘れないこと。上の舞台に登ること。
正位置の解釈
審判の意味と象意
逆位置の解釈
審判の意味や背景の詳細事項と、審判の逆位置の解釈の仕方の基本的な解説になります。 審判が逆位置で出る際には、審判の意味が正しく表れず、不足するか過度になり過ぎるかという意味合いが強くなります。 審判が逆位置で出たとしても、正位置の意味合いを考慮することが大事になります。 逆位置は、表裏がある状況や状況が不明瞭で結果や答えが出にくい事を表していると読み解きます。
審判の逆位置のイメージ
▼審判の意味と逆位置の解釈の仕方
これまでの努力や苦労を途中で辞めてしまい、将来の可能性を自分から放棄してしまうこと。努力の方向性を間違えてしまい、望まぬ結果に至ることなどを意味します。
離婚。執着。挫折。離別。沈滞。固執。葬儀。悲観的。不合格。先祖供養。粘着気質。再起不能。悲しい別れ。最後の決断。物事の終結。望まぬ結果。
- ・過去の恋愛や思い出に固執して現実逃避してしまう。
- ・終わった恋愛に対して、気持ちを押し付けてしまう。
- ・復活の可能性が消えてしまい終止符が打たれること。
- ・期待や可能性に陰りが差して否定的な状況が訪れる。
- ・過去の恋愛が忘れられず先の恋に進めなくなること。
- ・今まで努力してきたものを自分から放棄してしまう。
▼審判の意味と逆位置の解釈の例
- ・思い通りに状況が進まないことで、将来の予定やこれからの約束に暗い影が差してしまう。
- ・過去の思い出や手痛い経験を引きずり、新しい状況や将来への可能性を受け入れられない。
- ・気持ちや考えの整理が上手くつけられずに、いつまでも悲観的な考えを引きずってしまう。
▼審判の意味と逆位置の対策
努力の方向性を見直すこと。現実を見ること。過去を清算すること。将来の可能性を模索すること。
逆位置の解釈
審判の中級解釈
上記の審判の基本的な意味を理解した上で、更にタロット占いの解釈の幅を広げるための内容となります。 タロットカード全体の知識や繋がり、世界観などが把握できてから参考にしてみましょう。
審判の別称:墓まで一緒カード
正位置 |
逆位置 |
▼アルカナの背景
タロット占いにおける大アルカナは、人生においての大事な節目を表し、人が生まれてから亡くなり輪廻転生を経て再び生を得るまでの過程となります。現実的な人生の面では、入学や入社、転職や転居、結婚や離婚などの人生の大きな節目を表すことになります。
▼審判の前後との関係
審判の前にあたるタロットカードは太陽となり、後ろにあたるタロットカードは愚者となります。 審判のカードは、太陽の影響を受け、愚者のカードに影響を与えます。 タロット占いにおいて審判のカードを解釈する際には、太陽を背景として愚者へ至る流れにあることを考慮しながら審判の意味と解釈を掘り下げるようにしてください。 審判のカードがタロットの全体像の中でどのような位置付けにあり、太陽と愚者との関係性を考慮して解釈することがタロット占いの結果の解釈では大事になります。 審判の基本的な意味となる「状況の復活と再起不能な状況」に併せ、太陽の意味「将来の可能性と目標の中断」、愚者の意味「新しい状況と状況への幻滅」を正位置・逆位置に準じて解釈していきます。 この際、「正位置だから良い」「逆位置だから悪い」というような安易な解釈はせず、正位置の意味合いを踏まえた上で、逆位置の解釈をすることを忘れないようにして下さい。
前のカード |
審判 |
次のカード |
審判は、前の太陽での明るく輝く状況からの流れを背景に持ち、次の愚者での明るく楽しい状況に至る流れを背景に持ちます。審判は、前の太陽と次の愚者との明るい状況を前後に持つため、審判の背景になるのは非常に明るくお目出度い背景となります。前の太陽までの過程を考慮すると、色々な苦難を乗り越えて幸せや喜びに至った背景に対して、次のステージに移行する最終的な決断が下されるのが審判になります。また、最終的な決断が下されたことで、次のステージが始まろうとすること、そこに向けての準備段階に至ることが次の愚者から見えてきます。太陽での明るさは、これまで続いてきた受験戦争が終わりを迎えて解放されること、審判では合格判定を頂いて進路を決めること、愚者では進学後の状況を楽しみにして準備を進めていくこと、というような一連の背景になります。ここで大事になるのは審判の持つ意味合いの大きさであり、自分の人生においての進路を決めることや、これまでの努力に対しての結果が出ること、一連のストーリーが終わりを迎えて次の段階に移行しようとしているところになります。このような大アルカナの全体像を考慮したうえで審判を捉えていくことで、審判の解釈の重さが変わることになります。
▼タロットカードの比較的解釈
タロットカードを対比させることで、どのような背景や繋がりがあるのか、どのように読み分けるのかを解説しています。 個々のカードの解釈をする際、視野を広げるために、各カードを対比させてイメージしてみましょう。
▼審判と前の太陽との比較
審判 |
太陽 |
審判は、これまで続けて来た努力に対して答えが出ること、最終的な判断が下されることを表します。太陽は、これまでの続けて来た努力を終えて、喜びや幸せに満たされることを表します。太陽では、まだ喜びに満たされている状況になりますが、具体的な進路や方向性を決めることや、次の段階を意識して事を起こすことが審判の主旨にもなります。審判では次の段階を見据えて覚悟を決める必要が有り、人生を大きく左右する決断になることが背景でもあります。太陽では、まだそれほど具体的に次の段階を見据えているわけではなく、目の前の喜びに浸っていることで、それほどの覚悟が持てていないという状況を表します。共に非常に良い背景になりますが、覚悟の程や前後の流れを考慮することが大事になります。
▼審判と次の愚者との比較
審判 |
愚者 |
審判は、最終的な判断を下し次に進む道を決めることを表し、愚者は、その新しく進む道が始まろうとしていること、それを楽しみにして準備をすることを表します。審判ではこれまでの一連の流れが全て集約され、人生を決めるような大事な決断を覚悟を持ってすると言うのが背景になります。一方の愚者では、覚悟を決めた後の新しい状況の始まりであり、まだ新しい道では何も経験していないこと、どのような状況になるのかさっぱり見えていないことを表します。審判と愚者とのつながりでは、新しい状況が始まりを迎えようしていくというつながりになりますが、その覚悟やそれまでの経験という面で見ると雲泥の差となります。審判で覚悟を決めることで、愚者の新しい状況が始まりを迎えることになります。
▼審判と対になる世界との比較
審判 |
世界 |
審判は、愚者から始まった大アルカナの一連の流れの最後でもあり、紆余曲折色々と経験した最後となる状況や決断になります。世界は、これまでの物語がハッピーエンドで完結するという全ての流れの最後になります。審判で決断した道が次の段階に進むのであれば愚者に戻ることになり、新しいストーリーが次の段階で始まることになります。審判での決断が、本当の意味での最後にあたる場合には、世界での物語の完結という流れに至ります。審判は一連の流れの一つの節目となり、世界はその後の状況や世界観を表します。審判は卒業という背景になり、進学して新しい状況を迎えるのに焦点があたると愚者となり、進学も含めて卒業後の状況や世界観を表すのが世界という背景になります。
▼審判正位置のイメージの捉え方
▼審判 正位置のイメージ
審判の正位置は、これまでの一連の物語の結末や最終的な方向性、努力に対しての結果を表します。これまでのストーリーがハッピーエンドを迎え、その方向性や内容が明るく前向きであることを表しています。また、ストーリーや状況が、次の段階に進む事やより上の課題に挑戦していくことなどが背景としてあります。長い目で考えた際の、一つのサイクルが終わり、次のサイクルが始まること、より深く重い内容に進化していく一連の流れが焦点となります。基本は、これまでの努力が報われ、望んでいた結果に至ることや、次の段階に挑戦する権利が得られることが背景となります。
▼審判逆位置のイメージの捉え方
▼審判 逆位置のイメージ
審判の逆位置は、これまでの一連の物語の結末や最終的な方向性が、本来望んでいた形とは異なることを表します。余り良い結果に至らないことや、もう一歩足りなかったこと、それでも次の段階に進まなければいけないことなどが背景となります。これまで努力してきたものに、望んでいた結果が得られないことや、努力が及ばなかった結末という背景もあります。結果的には良い結果ではないため、次を見越して前に進まなければいけないという意味での、次のサイクルが始まるという背景もあります。一連の流れに何かしらの答えが出るというのが背景となります。
審判の意味の補足事項
審判の意味や解釈の内容に関しては、上記の内容が全てではありません。 上記の審判の内容は基本的なものであり、審判を解釈する際の基本的背景となります。 審判の絵柄から、カードが表しているものを適切に感じ取ることが、鑑定をする際に重要となります。
また、審判の意味や解釈の仕方は、タロットカードの種類や占い師によって内容が異なる場合があります。 使用するカードに合わせて、審判の解釈は柔軟に対応してください。 柔軟で視野の広い考え方が、実際にタロットで鑑定をする際には重要となります。
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