[カップの4の意味と基本]
[正位置の解釈]
[逆位置の解釈]
[カップの4の中級解釈]
[比較的解釈]
[イメージ像]
カップの4の意味と解釈
タロット占いでの解釈の基本事項
「カップの4」の意味と解釈法の解説になります。 カップの4の持つ意味や世界観を理解することで、適切な解釈ができるようになります。
タロット占いでは、展開されたカードの全体像から、個々の意味を掘り下げて読み解くことが基本となります。 カップの4が、どのような意味や背景があるのかを確認してみましょう。 タロットカードの関連性と世界観などを考慮することで、より的確に解釈することができます。
カップの4の意味と基本
Four of Cups
カップの4の概略
カップの4の意味と基本
「不満」
カップの4のタロットカードは、状況への欲求や不満、人間関係の不和や孤立する状況を意味します。マンネリ化した状況への不満や不安、悲観的な考えから訪れる自信喪失などを意味します。考え過ぎや過度な期待が、現状への不満や不安に繋がることを意味しています。精神的な面での苦労や閉鎖的な状況を意味し、人間関係の不和や孤立した状況などを意味します。自制のできない欲望なども暗示します。
正位置では、目の前の状況に対して不満や不安ばかりが募ること、望む状況とは違うことでストレスが溜まってしまうこと、目の前の物では満ち足りずに欲が出てしまうことを意味します。
逆位置では、次第に状況が好転して目の前の環境に対して満足できること、欲しいと思っていたものが向こうから自発的に訪ねてくること、正直に心の内を明かすこと状況が明瞭になることを意味します。
正位置逆位置共に、心に抱えている不安や不満とそこに対しての変化、心を素直に表に出せないことなどを表します。
カップの4の意味と象意
正位置の解釈
カップの4の意味や詳細事項、カップの4の正位置の解釈法になります。 タロット占いにおいて、カップの4が正位置で出現する際には、カップの4の意味が純粋に表れると解釈します。 表裏の無い状況や、良し悪しを問わず結果が出やすい状況であることを表します。
カップの4の正位置のイメージ
▼カップの4 正位置の解釈の仕方
周囲の環境や相手の考えに納得ができず、不満を覚えて固く心を閉ざしてしまうこと。周りの環境や人間関係に溶け込めず、孤立してしまい悲観的になってしまうことなどを意味します。
不満。不平。不服。非難。欲望。愛欲。妄想。飽き。倦怠。欲求。物欲。悲嘆。出費。浪費。強欲。悲しみ。欲張り。浪費癖。所有願望。
- ・環境に順応出来ずに自信と誇りを失ってしまうこと。
- ・フラストレーションが溜まりイライラが止まらない。
- ・人間関係の外に出されている気がして落ち着かない。
- ・精神的に満たされず、いつまでも落ち着けないこと。
- ・現状の待遇に満足できずに、悲観的になってしまう。
- ・何をしても満足できず。中途半端で自身に失望する。
▼カップの4 正位置の解釈の例
- ・何をするにしても満足した気分になれずに、状況や環境に失望して道に迷ってしまうこと。
- ・人間関係に対してフラストレーションが溜まり、自身の人生に悲観的になってしまうこと。
- ・周囲の環境や人間関係などに適応できずに、自分自身に対しての自信と期待を失うこと。
▼カップの4 正位置の対策
変化を取り入れること。刺激をもたらすこと。付き合いを大事にすること。周囲に合せること。
正位置の解釈
カップの4の意味と象意
逆位置の解釈
カップの4の意味や背景の詳細事項と、カップの4の逆位置の解釈の仕方の基本的な解説になります。 カップの4が逆位置で出る際には、カップの4の意味が正しく表れず、不足するか過度になり過ぎるかという意味合いが強くなります。 カップの4が逆位置で出たとしても、正位置の意味合いを考慮することが大事になります。 逆位置は、表裏がある状況や状況が不明瞭で結果や答えが出にくい事を表していると読み解きます。
カップの4の逆位置のイメージ
▼カップの4の意味と逆位置の解釈の仕方
様々な状況に対しての満足感や充実感を得て、前向きな気持ちや積極的な姿勢になれること。固く閉ざしていた心を開き始め、本音を出して周囲との関係を築くことなどを意味します。
充実。円満。充填。充満。満足。援助。輔佐。支援。助力。救済。同情。共感。再会。再婚。手助け。協力者。支援者。後援者。出資者。共感者。
- ・次第に状況を受け入れて、満ち足りた気分になれる。
- ・目的や成功は近くまで迫るが少し努力が必要になる。
- ・相手の考えや行動が理解でき、心から満足すること。
- ・恋愛関係の形成において心底満足することができる。
- ・協力者や理解者が手助けしてくれ万事が順調に進む。
- ・良い人間関係に満足でき、心が喜びと平和に満ちる。
▼カップの4の意味と逆位置の解釈の例
- ・徐々に望みや成功に近づいていることを知り、心から満足した気分を味わうことができる。
- ・次第に状況や努力してきたことに対して満足できる結果が得られ、気持ちが前向きになる。
- ・良い相手との恋愛や結婚を考え、将来の喜びや幸せについて向き合って行くことができる。
▼カップの4の意味と逆位置の対策
人間関係を活用すること。心を開くこと。幸せを大事にすること。本音で付き合うこと。
逆位置の解釈
カップの4の中級解釈
上記のカップの4の基本的な意味を理解した上で、更にタロット占いの解釈の幅を広げるための内容となります。 タロットカード全体の知識や繋がり、世界観などが把握できてから参考にしてみましょう。
カップの4の別称:無いものねだりカード
正位置 |
逆位置 |
▼アルカナの背景
タロット占いにおける小アルカナのカップは、日々の日常生活の中における恋愛や精神的な満足度合いなどを表します。人間関係や人の気持ちで解釈する際には、恋愛対象や恋人、配偶者や無償の愛情を注げる対象としての人間関係、好き嫌いなどの好意愛情などの感情を背景として考慮していくことが大事になります。
▼カップの4の前後との関係
カップの4の前にあたるタロットカードはカップの3となり、後ろにあたるタロットカードはカップの5となります。 カップの4のカードは、カップの3の影響を受け、カップの5のカードに影響を与えます。 タロット占いにおいてカップの4のカードを解釈する際には、カップの3を背景としてカップの5へ至る流れにあることを考慮しながらカップの4の意味と解釈を掘り下げるようにしてください。 カップの4のカードがタロットの全体像の中でどのような位置付けにあり、カップの3とカップの5との関係性を考慮して解釈することがタロット占いの結果の解釈では大事になります。 カップの4の基本的な意味となる「状況への不満と状況への満足」に併せ、カップの3の意味「前向きな結論と曖昧な結論」、カップの5の意味「状況への失望と将来への希望」を正位置・逆位置に準じて解釈していきます。 この際、「正位置だから良い」「逆位置だから悪い」というような安易な解釈はせず、正位置の意味合いを踏まえた上で、逆位置の解釈をすることを忘れないようにして下さい。
前のカード |
カップの4 |
次のカード |
カップの4は、前のカップの3での周囲から祝福されるような関係の形成を背景として持ちつつ、次のカップの5での価値観の不一致や大事なものを失うことを背景として持ちます。カップの3では、周囲から祝福されるような円満な恋愛関係の形成や結婚というものが背景になりますが、カップの4では結婚後の平和な生活に焦点があたります。結婚時には幸せだったものが、結婚後になると色々と不満が出てくること、得られた幸せを忘れてしまうことなどを表します。このように、カップの4は、目の前の平和な生活や幸せというものでは足りなくなり、欲が出てくることや、もっと理想的な形を求めるようになります。カップの4は、カップの一連の流れの中でも安定と平和を表しますが、背景には人の欲にはキリがないこと、欲を出して平和を自分から手放してしまうこと、目の前にある幸せを忘れてしまうことなどがあります。カップのAから始まった一連の流れが、安定した平和な状況にはなりますが、平和な状況に退屈してしまうこと、刺激が無くて欲が出てしまうことなどがカップの4の背景になります。
▼タロットカードの比較的解釈
タロットカードを対比させることで、どのような背景や繋がりがあるのか、どのように読み分けるのかを解説しています。 個々のカードの解釈をする際、視野を広げるために、各カードを対比させてイメージしてみましょう。
▼カップの4とワンドの4との比較
カップの4 |
ワンドの4 |
カップの4は、結婚生活が落ち着いて平和な状況に至ることを表し、ワンドの4は人間関係が落ち着いて平和な状況に至ることを表します。カップの4では、平和になるにつれてマンネリ化してくることや、刺激が無くなり不満が募ることが背景にあります。恋愛や結婚に至るような変化や刺激から遠ざかり、日々繰り返される生活に焦点があたります。ワンドの4では、そのような変わらぬ日々の中でも楽しみがあることや、周囲と仲良くやっていけるような状況になりますが、カップの4では人間関係や環境が閉鎖的になり、自由に交友関係などを形成できないという背景もあります。思い描いていた結婚生活とは遠いことや、現実を知ることにより精神的な不満が募り、次第に心を閉ざしていくことになります。
▼カップの4とソードの4との比較
カップの4 |
ソードの4 |
カップの4は、日々の変わらぬ生活に対して、次第に不満が募ることを表し、時間と共に心が閉ざされていくこと、周囲に対して積極的に動けなくなることを表します。ソードの4は、日々の大変な生活の中で、つかの間の休息を得ること、休息しないことには身が持たない状況になることを表します。カップの4の背景には安定や平和というものがあり、それに飽きてしまうという流れになりますが、ソードの4の背景には、日々が大変なこと苦しいことというものがあり、それに疲れてしまうという流れになります。共通点としては落ち着いた時間、穏やかな時間を過ごすという点になりますが、その背景は大きく異なり、欲を出してしまうカップの4と、疲れ果ててしまうソードの4というのを意識することが大事になります。
▼カップの4とペンタクルの4との比較
カップの4 |
ペンタクルの4 |
カップの4は、安定した平和な環境の中で不満が出てくることや、もっと変化や刺激が欲しいと望むこと、もっと多くの愛情が欲しいと思うことなどが背景にあります。ペンタクルの4は、安定した平和な環境の中で不満が出てくることや、もっとお金が欲しいと望むこと、目の前の安定や状況を手放すつもりはなく、より多くを望むことが背景にあります。共に安定した平和な環境の中で、目の前の幸せや喜びに目が向かないこと、もっと多くを求めて満たされなくなることが共通点になります。カップの4では、精神的なものが満たされないことや、もっと多くのものを求めること、ペンタクルの4では、物質的なものが満たされないことや、もっと多くの元を求めることが背景になります。
▼カップの4正位置のイメージの捉え方
▼カップの4 正位置のイメージ
カップの4の正位置は、目の前の安定や幸せが物足りなくなり、不満を抱えてしまうことを表します。結婚や恋愛という目的を達成し、幸せや喜びに満ちていた状況を忘れてしまい、変化や刺激を求めて不平不満を抱くという背景になります。人の欲望には際限がなく、幸せだったころを忘れることや、もっと質の高いものを求めて現状を否定的に考えてしまうことになります。恋愛関係が始まり心が愛情で満たされ、結婚が決まり幸せに満ちていた頃からしばらくすると、得られた喜びや幸せを忘れて自分が選んだ道に対して不平や不満が募って行くという背景になります。
▼カップの4逆位置のイメージの捉え方
▼カップの4 逆位置のイメージ
カップの4の逆位置は、目の前の安定や幸せに感謝することや、変化や刺激の無い平和な日々を享受することを表します。変化や刺激がなくても、満ち足りた日々に感謝出来ることや、目の前の状況を素直に受け止められる心の広さを表します。多くのことを求めるよりも、今ある幸せを大事にしていきたいという謙虚な気持ちや誠実さを表し、心を開いた信頼関係を構築できることが背景になります。自分で選択した道に満足できることや、今を精一杯に喜ぶことで、大きな喜びや幸せに変わることを表します。目の前にある喜びや幸せに目を向けるという背景になります。
カップの4の意味の補足事項
カップの4の意味や解釈の内容に関しては、上記の内容が全てではありません。 上記のカップの4の内容は基本的なものであり、カップの4を解釈する際の基本的背景となります。 カップの4の絵柄から、カードが表しているものを適切に感じ取ることが、鑑定をする際に重要となります。
また、カップの4の意味や解釈の仕方は、タロットカードの種類や占い師によって内容が異なる場合があります。 使用するカードに合わせて、カップの4の解釈は柔軟に対応してください。 柔軟で視野の広い考え方が、実際にタロットで鑑定をする際には重要となります。
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