[ペンタクルの2の意味と基本]
[正位置の解釈]
[逆位置の解釈]
[ペンタクルの2の中級解釈]
[比較的解釈]
[イメージ像]
ペンタクルの2の意味と解釈
タロット占いでの解釈の基本事項
「ペンタクルの2」の意味と解釈法の解説になります。 ペンタクルの2の持つ意味や世界観を理解することで、適切な解釈ができるようになります。
タロット占いでは、展開されたカードの全体像から、個々の意味を掘り下げて読み解くことが基本となります。 ペンタクルの2が、どのような意味や背景があるのかを確認してみましょう。 タロットカードの関連性と世界観などを考慮することで、より的確に解釈することができます。
ペンタクルの2の意味と基本
Two of Pentacles
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ペンタクルの2の概略
ペンタクルの2の意味と基本
「流動」
ペンタクルの2のタロットカードは、不安定な状況や落ち着かない心理状況、浮き沈みのある人生などを意味します。状況が落ち着かず将来への見通しも立たないことや、悩みに振り回されてしまい精神的にも不安定になってしまうことなどを意味します。波のある状況や流れになってしまい、落ち着けずに流されてしまうことなども意味します。二つの問題や方向性の間で悩むことや、道に迷ってしまうことなども暗示します。
正位置では、二つ以上のものの間で悩み揺れ動いてしまうこと、生活や環境の浮き沈みと不安定さに悩んでしまうこと、物事を一つに絞り込むことが出来ずに大事な機を失うことを意味します。
逆位置では、不安定だった状況が次第に安定し将来への可能性につながっていくこと、色々と悩み迷った結果本当に大事なものを一つ絞り込めること、転々としていた人生が一つの場所に落ち着くことを意味します。
正位置逆位置共に、二つのものの間で悩むこと、海外への渡航や転居などを表します。
ペンタクルの2の意味と象意
正位置の解釈
ペンタクルの2の意味や詳細事項、ペンタクルの2の正位置の解釈法になります。 タロット占いにおいて、ペンタクルの2が正位置で出現する際には、ペンタクルの2の意味が純粋に表れると解釈します。 表裏の無い状況や、良し悪しを問わず結果が出やすい状況であることを表します。
ペンタクルの2の正位置のイメージ
▼ペンタクルの2 正位置の解釈の仕方
不安定で不明瞭な状況に惑わされてしまうことや、荒波に揉まれ疲れて途中で投げ出してしまうこと。二つのものの間で気持ちが揺れ動いてしまい、明確な決断が出来ないことなどを意味します。
変化。荒波。多難。試練。難儀。流動。堕落。放棄。挫折。無力。惰性。波乱。動乱。混乱。悪天候。不安定。負決断。板挟み。両天秤。悪循環。浮き沈み。
- ・安定しない状況に対して、気力が無くなってしまう。
- ・気持ちや行動の波に呑まれて、路頭に迷ってしまう。
- ・生活の浮き沈みが激しく、不安と緊張ばかりが募る。
- ・努力しても報われない気がして達成を諦めてしまう。
- ・気持ちが揺れ動いてしまい、明確な答えが出せない。
- ・気持ちと状況が不安定になるような悪い循環が続く。
▼ペンタクルの2 正位置の解釈の例
- ・思うような関係にならないことや身動きが取れないことで、更に不安定な状況になること。
- ・相手の行動や気持ちが曖昧で良く分からないことから、自分も中途半端な態度になること。
- ・いつまでも不安定で揺れ動きの多い状況に、気持ちが滅入ってしまい嫌気が差してくる。
▼ペンタクルの2 正位置の対策
慎重に判断すること。可能性を検討すること。先のことを視野に入れること。同時に進めること。
正位置の解釈
ペンタクルの2の意味と象意
逆位置の解釈
ペンタクルの2の意味や背景の詳細事項と、ペンタクルの2の逆位置の解釈の仕方の基本的な解説になります。 ペンタクルの2が逆位置で出る際には、ペンタクルの2の意味が正しく表れず、不足するか過度になり過ぎるかという意味合いが強くなります。 ペンタクルの2が逆位置で出たとしても、正位置の意味合いを考慮することが大事になります。 逆位置は、表裏がある状況や状況が不明瞭で結果や答えが出にくい事を表していると読み解きます。
ペンタクルの2の逆位置のイメージ
▼ペンタクルの2の意味と逆位置の解釈の仕方
不安定な状況から次第に明るい兆しや可能性を見つけ出すこと、安定した状況になる過程や将来への道を見つけること。二つの間で揺れ動いていた状況の中で答えが出ることなどを意味します。
安定。均衡。平和。堅実。清潔。健気。将来。希望。念願。喜び。幸福。幸せ。方針。兆し。浮上。柔軟性。可能性。天候回復。台風一過。好機到来。
- ・何をして良いか何をするべきかが分かるようになる。
- ・相手の気持ちや考えが次第に分かるようになること。
- ・プレッシャーが軽くなり考えも姿勢も前向きになる。
- ・次第に状況が安定することで気持ちも落ち着くこと。
- ・二人の関係は時間と共に安定と可能性を見せ始める。
- ・将来の成功と繁栄への可能性と、その好機が訪れる。
▼ペンタクルの2の意味と逆位置の解釈の例
- ・波の荒い不安定な状況や環境も次第に安定し、今後の可能性に広がりを感じることができる。
- ・浮き沈みの激しい生活へのプレッシャーや、将来への不安な気持ちが次第に晴れてくること。
- ・波のあった恋愛関係も次第に落ち着き安定してくることで、先の事を考えられるようになる。
▼ペンタクルの2の意味と逆位置の対策
状況を冷静に判断すること。チャンスを生かすこと。迷いを捨てること。一つの道に絞り込むこと。
逆位置の解釈
ペンタクルの2の中級解釈
上記のペンタクルの2の基本的な意味を理解した上で、更にタロット占いの解釈の幅を広げるための内容となります。 タロットカード全体の知識や繋がり、世界観などが把握できてから参考にしてみましょう。
ペンタクルの2の別称:両天秤カード
正位置 |
逆位置 |
▼アルカナの背景
タロット占いにおける小アルカナのペンタクルは、日々の日常生活の中における金銭面や仕事面、職場環境などの状況を表します。人間関係や人の気持ちをで解釈する際には、職場の人間関係や距離のある人、知人や利益などが発生するような相手、打算や利己的な感情を背景として考慮していくことが大事になります。
▼ペンタクルの2の前後との関係
ペンタクルの2の前にあたるタロットカードはペンタクルのAとなり、後ろにあたるタロットカードはペンタクルの3となります。 ペンタクルの2のカードは、ペンタクルのAの影響を受け、ペンタクルの3のカードに影響を与えます。 タロット占いにおいてペンタクルの2のカードを解釈する際には、ペンタクルのAを背景としてペンタクルの3へ至る流れにあることを考慮しながらペンタクルの2の意味と解釈を掘り下げるようにしてください。 ペンタクルの2のカードがタロットの全体像の中でどのような位置付けにあり、ペンタクルのAとペンタクルの3との関係性を考慮して解釈することがタロット占いの結果の解釈では大事になります。 ペンタクルの2の基本的な意味となる「不安定な状況と明るい兆し」に併せ、ペンタクルのAの意味「明るい将来と精神的な不満」、ペンタクルの3の意味「才能の開花と自己満足」を正位置・逆位置に準じて解釈していきます。 この際、「正位置だから良い」「逆位置だから悪い」というような安易な解釈はせず、正位置の意味合いを踏まえた上で、逆位置の解釈をすることを忘れないようにして下さい。
前のカード |
ペンタクルの2 |
次のカード |
ペンタクルの2は、前のペンタクルのAでの繁栄と成功への第一歩を背景とし、次のペンタクルの3での周囲からの称賛と協力が得られる状況へ至る背景を持ちます。ペンタクルのAでは、将来の繁栄や成功に向けての第一歩を踏み出すことと表し、これから色々と試行錯誤しながら繁栄を目指して行くという流れを背景に持ちます。ペンタクルの2では、繁栄と成功を目指す過程において、どの道に進むべきなのか、どのような対策を講じるべきなのかを思案することを表しています。進む道が目的に見合う道なのかどうかを考えることや、二つの選択肢の前でそれぞれがどのような未来になるのかを悩むという背景になります。成功や繁栄のためには何が必要となるのか、自分にとって大事なものは何かを考える状態になります。人間関係などでは、仕事への価値観や金銭感覚、物質的な側面への価値観が釣り合わないことや、相手のことを理解できないことなどが背景になります。次のペンタクルの3では、自分とは違う価値観に触れることで視野が広がること、自分の価値観や能力、将来性などを客観的な目線で評価してもらうことなどが背景になります。
▼タロットカードの比較的解釈
タロットカードを対比させることで、どのような背景や繋がりがあるのか、どのように読み分けるのかを解説しています。 個々のカードの解釈をする際、視野を広げるために、各カードを対比させてイメージしてみましょう。
▼ペンタクルの2とワンドの2との比較
ペンタクルの2 |
ワンドの2 |
ペンタクルの2は、物質的な側面での価値観の釣り合いが取れないことや、優先順位について悩むことなどを表します。2つの選択肢や物事の間で揺れ動くことや、判断ができずに悩むことなどが背景になります。ワンドの2は、目的地や方向性などの価値観の釣り合いが取れることや、優先順位などについても一致することなどを表します。目的と手段が一致していることが確認できることや、順調な道のりになることを背景としています。ペンタクルの2では、目的と手段が一致しているのかが分からないことを表し、ワンドの2では、目的と手段が一致しているのが分かることを表します。ペンタクルの2では二つの物のバランスが取れないことや不安定なことを表し、ワンドの2では二つの物のバランスが取れることを表します。
▼ペンタクルの2とカップの2との比較
ペンタクルの2 |
カップの2 |
ペンタクルの2は、二つの物事の釣り合いが取れずに不安定になることを表し、価値観の違いの中で悩むことを背景としています。カップの2では、二つの物事の釣り合いが取れて安定することを表し、価値観が一致することで平和な状況になることを背景とします。共通点になるのは、二つの物事や二人の価値観の釣り合いになり、ペンタクルの2では釣り合いが取れずに不安定になり、カップの2では釣り合いが取れて安定することになります。特に違うのは、ペンタクルの2では物質的な部分への価値観や、与えられた仕事への能力が不釣り合いなことになり、カップの2では精神的な部分への価値観や、相手との気持ちの釣り合いが取れることになります。物質的なものへの価値観と精神的なものへの価値観の違いが背景になります。
▼ペンタクルの2とソードの2との比較
ペンタクルの2 |
ソードの2 |
ペンタクルの2は、方向性や選択肢の中で悩んで前に進めないという事を表しています。二つの物事を同時に抱えてしまうことや、二つの物事の間に挟まれて不安定になることを背景にします。ソードの2は、問題と直面して悩んで前に進めないという事を表しています。自分の望む状況と手段が不釣り合いになることで、立ち往生してしまうことが背景になります。共通点になるのは、価値観の不一致や前に進めない状態になるという事になります。ペンタクルの2では、物質や金銭面での価値観が合わないことが背景になり、ソードの2では根本的な性格の不一致や生理的に無理というのが背景になります。ペンタクルの2では悩んで足踏みをすることになりますが、ソードの2では拒絶して進めないというのが背景になります。
▼ペンタクルの2正位置のイメージの捉え方
▼ペンタクルの2 正位置のイメージ
ペンタクルの2の正位置は、二つのものを抱えてどちらにするのか悩む事を表します。二つの選択肢の中で判断ができずに悩むことや、二つの課題を同時に抱えてしまい、手に負えなくなることを表します。また、浮き沈みが激しい状況になることや、進む道の天候が不順であり、先のことが想像できないことなども表します。時に、二つ以上の事を同時に抱えていくことや、多くのものを抱えて判断できなくなること、道に迷ってしまい迷走することなどが背景となります。二つ以上の能力や資格を持ちながらも、両立できないことや、どちらに進もうとするのか悩むことも表します。
▼ペンタクルの2逆位置のイメージの捉え方
▼ペンタクルの2 逆位置のイメージ
ペンタクルの2の逆位置は、不安定な状況の中で安定した道を見つけられること、迷っていたものに対して決断が出来ることを表します。二つのものの間で揺れ動いていた状況に対して、一つの答えを出すことや、迷いが晴れて進む道が見つかることが背景となります。不安定さが徐々に解消されてくることで、先の見通しが立つことや将来への道筋が見えてくる流れとなります。また、二つの能力や資格などを合せることで、より大きな力となることや、自分だけの新しいものを作れることを表します。二つのものや二人の相手を同時に抱えるという背景もあります。
ペンタクルの2の意味の補足事項
ペンタクルの2の意味や解釈の内容に関しては、上記の内容が全てではありません。 上記のペンタクルの2の内容は基本的なものであり、ペンタクルの2を解釈する際の基本的背景となります。 ペンタクルの2の絵柄から、カードが表しているものを適切に感じ取ることが、鑑定をする際に重要となります。
また、ペンタクルの2の意味や解釈の仕方は、タロットカードの種類や占い師によって内容が異なる場合があります。 使用するカードに合わせて、ペンタクルの2の解釈は柔軟に対応してください。 柔軟で視野の広い考え方が、実際にタロットで鑑定をする際には重要となります。
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