[ワンドの9の意味と基本]
[正位置の解釈]
[逆位置の解釈]
[ワンドの9の中級解釈]
[比較的解釈]
[イメージ像]
ワンドの9の意味と解釈
タロット占いでの解釈の基本事項
「ワンドの9」の意味と解釈法の解説になります。 ワンドの9の持つ意味や世界観を理解することで、適切な解釈ができるようになります。
タロット占いでは、展開されたカードの全体像から、個々の意味を掘り下げて読み解くことが基本となります。 ワンドの9が、どのような意味や背景があるのかを確認してみましょう。 タロットカードの関連性と世界観などを考慮することで、より的確に解釈することができます。
ワンドの9の意味と基本
Nine of Wands
ワンドの9の概略
ワンドの9の意味と基本
「待機」
ワンドの9のタロットカードは、待機や吉報の到来を意味します。受動的な姿勢で状況を見ていることにより、良い知らせが手元に届くことや、状況が好転してくることなどを意味します。焦って行動しても、思うように変化を迎えることは出来ません。落ち着いて気楽に状況を見守ることができれば、解決策は自然に見えてくるでしょう。待つことの大事さと時間が掛かることを意味するほか、軽い怪我を負うことなども暗示します。
正位置では、これまで長い間努力してきたことに対して前向きな答えや結果が出てくること、後は結果を待つだけの上京であり、時間と共に朗報が訪れてくることを意味します。
逆位置では、これまで努力してきたことが報われないことや望まぬ結果に至ってしまうこと、何もできない状況の中で凶報が届くこと、心身ともに疲れ果てて身動きが取れずに待つことしかできない苦しい状況を意味します。
正位置逆位置共に、待つことしかできない閉鎖的な状況や身動きが取れないこと、外的損傷を負う可能性を表します。
ワンドの9の意味と象意
正位置の解釈
ワンドの9の意味や詳細事項、ワンドの9の正位置の解釈法になります。 タロット占いにおいて、ワンドの9が正位置で出現する際には、ワンドの9の意味が純粋に表れると解釈します。 表裏の無い状況や、良し悪しを問わず結果が出やすい状況であることを表します。
ワンドの9の正位置のイメージ
▼ワンドの9 正位置の解釈の仕方
これまでに努力してきたことや、続けてきたことに対して、前向きな結果や変化が訪れること。今は待つことや耐えることが必要な時期であり、待てば朗報が届くことなどを意味します。
吉兆。朗報。試練。忍耐。信念。結果。待機。報酬。治療。松葉杖。壁や溝。軽い怪我。待つこと。良い知らせ。チャンス到来。時間が掛かること。
- ・これまでに自分がやってきた事に対して自信を持つ。
- ・やるべき事は全てやり遂げ、結果を待つだけの状況。
- ・チャンスを待つことが結果的に良い状況へと変わる。
- ・努力や忍耐が実を結び、心からの喜びが訪れること。
- ・落ち着き時間を掛けて慎重に考える事が必要になる。
- ・恋愛観や人生観に対し大きく前向きな変化が訪れる。
▼ワンドの9 正位置の解釈の例
- ・きっかけやチャンスを掴むことができ、目標や将来に向かって大幅に前進することができる。
- ・これまでに自分で出来ることは全て終えてしまい、結果が訪れるのをただ待つだけの状態。
- ・今まで続けてきた努力や忍耐が報われ始め、その結果が成功や将来への大きな喜びに変わる。
▼ワンドの9 正位置の対策
好機を窺うこと。じっくりと時間を掛けて待つこと。環境を大事にすること。連絡が来るのを待つこと。
正位置の解釈
ワンドの9の意味と象意
逆位置の解釈
ワンドの9の意味や背景の詳細事項と、ワンドの9の逆位置の解釈の仕方の基本的な解説になります。 ワンドの9が逆位置で出る際には、ワンドの9の意味が正しく表れず、不足するか過度になり過ぎるかという意味合いが強くなります。 ワンドの9が逆位置で出たとしても、正位置の意味合いを考慮することが大事になります。 逆位置は、表裏がある状況や状況が不明瞭で結果や答えが出にくい事を表していると読み解きます。
ワンドの9の逆位置のイメージ
▼ワンドの9の意味と逆位置の解釈の仕方
障害や問題が立ち塞がり、これまでの前進が阻まれて未来が閉ざされてしまうこと。何もできない状況が続き時間ばかりを浪費すること、望まぬ知らせが届くことなどを意味します。
壁。障害。妨害。問題。難関。逆境。苦境。敵対。遅延。遅刻。怪我。訃報。中止。中断。待ちぼうけ。望まぬ知らせ。解決できない。待たされること。
- ・障害や問題に阻まれて先に進むことができない状況。
- ・自分では何も出来ない状況から生じる不安や恐怖心。
- ・今まで努力してきたものが、続けられなくなること。
- ・他の人の出現により、自分の存在が希薄になること。
- ・突然の予定変更や約束の破棄に対して失望する状況。
- ・自分では何も出来ずに無力さを痛感することになる。
▼ワンドの9の意味と逆位置の解釈の例
- ・面倒で困難な障害や妨害に阻まれてしまい、何も出来ずに時間ばかりを失ってしまうこと。
- ・周囲を取り巻く環境や状況が大きく混乱し、流れに乗れずに大きく出遅れてしまうこと。
- ・自分で出来ることは何もなく、後は事態が好転されるのを黙って見守ることが必要になる。
▼ワンドの9の意味と逆位置の対策
じっくりと待つこと。結果を焦らないこと。問題を解消すること。余裕を持って対応すること。
逆位置の解釈
ワンドの9の中級解釈
上記のワンドの9の基本的な意味を理解した上で、更にタロット占いの解釈の幅を広げるための内容となります。 タロットカード全体の知識や繋がり、世界観などが把握できてから参考にしてみましょう。
ワンドの9の別称:待ち人来たるカード
正位置 |
逆位置 |
▼アルカナの背景
タロット占いにおける小アルカナのワンドは、日々の日常生活の中における身近な人間関係や平和な状況を表します。人間関係や人の気持ちで解釈する際には、友人関係や家族兄弟、利益の発生しないような人間関係と友情信頼などの感情や関係性を背景として考慮していくことが大事になります。
▼ワンドの9の前後との関係
ワンドの9の前にあたるタロットカードはワンドの8となり、後ろにあたるタロットカードはワンドの10となります。 ワンドの9のカードは、ワンドの8の影響を受け、ワンドの10のカードに影響を与えます。 タロット占いにおいてワンドの9のカードを解釈する際には、ワンドの8を背景としてワンドの10へ至る流れにあることを考慮しながらワンドの9の意味と解釈を掘り下げるようにしてください。 ワンドの9のカードがタロットの全体像の中でどのような位置付けにあり、ワンドの8とワンドの10との関係性を考慮して解釈することがタロット占いの結果の解釈では大事になります。 ワンドの9の基本的な意味となる「吉報の到来と凶報の到来」に併せ、ワンドの8の意味「急速な前進と変化への不安」、ワンドの10の意味「困難の克服と責任の放棄」を正位置・逆位置に準じて解釈していきます。 この際、「正位置だから良い」「逆位置だから悪い」というような安易な解釈はせず、正位置の意味合いを踏まえた上で、逆位置の解釈をすることを忘れないようにして下さい。
前のカード |
ワンドの9 |
次のカード |
ワンドの9は、前のワンドの8での環境の変化や目的地に向けての急速な前進を背景に持ち、次のワンドの10での目的地に到着して目的を達成する流れを背景に持ちます。ワンドの8では目的地に向けて事が大きく変わっていくこと、目的地に大きく進展することが背景にありますが、ワンドの9は目的地周辺に到着した状況を表します。目的はおおむね達成された状況でもあり、後は時間の問題で目的を達成できるというような状況に至ります。ワンドのスートの全体の流れでは、このワンドの9は目的地周辺に到達して最後に調整しているような状況であることや、目的達成までは時間の問題にあるという事が分かります。目的はもう達成されたと同じような状況であり、しばらくすれば朗報が届くというような流れになります。ワンドのAから続いてきた一連の流れと出来事を乗り越え、目的地にようやく到着しようとしているのがこのワンドの9になります。次のワンドの10での目的地への到達を背景とするため、ワンドの9も目的地に到着するという背景を考慮して解釈することが大事になります。
▼タロットカードの比較的解釈
タロットカードを対比させることで、どのような背景や繋がりがあるのか、どのように読み分けるのかを解説しています。 個々のカードの解釈をする際、視野を広げるために、各カードを対比させてイメージしてみましょう。
▼ワンドの9とカップの9との比較
ワンドの9 |
カップの9 |
ワンドの9は、目的地周辺に到着して様子を見ている状態を表し、後は時間の問題で物事が達成に至るという背景を持ちます。カップの9は、望みが満足いく形で成就することを表し、後は目の前の状況を維持していければ幸せな未来が広がっていることを背景に持ちます。ワンドの9では、これまで比較的順調な流れの中にあり、この流れに乗っていければ目的も順当に達成できるであろうという希望的観測と、実際に朗報が訪れるという流れを表しています。カップの9では、これまで紆余曲折色々な事があり、時に挫折しそうになりながらも、本当に大事なものを求めた結果、それを手に出来ること、大事なものを守ることで幸せが未来まで維持できることを表しています。共に目的を概ね達成している点が共通点になります。
▼ワンドの9とソードの9との比較
ワンドの9 |
ソードの9 |
ワンドの9は、目的地周辺に到着し、最後の準備をする段階であることや、目的地入りするのを楽しみに待つことを表します。目的地が目の前にあるために、楽しみが大きくなること、期待に胸が膨らむことを表します。ソードの9は、危険な目的地周辺に到達し、不安に胸が満たされてしまうこと、夜も眠れず苦しい思いをすることを表します。危険が目の前に迫ってきている状況でもあり、居ても立っても居られない状況になり、精神的に追い詰められてしまうことを表します。ワンドの9では目的地が平和な環境であり、楽しみが期待できる状況になりますが、ソードの9では目的地が危険な状態であり、不安や苦しみが待ち受けている状況になります。平和な状況に到達するか、危険な状況に到達するかの違いになります。
▼ワンドの9とペンタクルの9との比較
ワンドの9 |
ペンタクルの9 |
ワンドの9は、これまで目的地に向かって順調に進んできた流れの中で、目的地周辺に到着して買い出しなどの準備を進める状況になります。目的地で必要となるものを用意している段階であり、楽しみで胸が膨らむ状況となること、目的地到達に向けての良い知らせが舞い込むことを表します。ペンタクルの9は、物質的な側面で望む状況に至ること、このままの状況が続けば将来は明るいものになるだろうという状況を手にすることを意味します。これまで紆余曲折色々な事がありましたが、本当に大事なものを厳選することで道が開けたこと、将来への明るい兆しが見えることを表します。ワンドの9では楽しみや平和な状況が将来にあり、ペンタクルの9では経済面や物質面で満たされる状況が将来にあります。
▼ワンドの9正位置のイメージの捉え方
▼ワンドの9 正位置のイメージ
ワンドの9の正位置は、目的地付近に到達し後は時間の問題で達成が可能になる状態を表します。これまで色々な問題を乗り越えてきたことで、疲れている部分もありますが、後はゆっくりしていれば朗報が届くという背景があります。周囲から祝福されるような良い知らせが届くこと、周囲の仲間や友達と一緒になって楽しめることが背景となります。目的地付近に到達していることから、ほぼ目的は達成されたものとして考えることもできますし、望むような状況や環境が形成できていることなども表します。時間の問題で良い知らせが届くことが背景になります。
▼ワンドの9逆位置のイメージの捉え方
▼ワンドの9 逆位置のイメージ
ワンドの9の逆位置は、目的地付近に到達し後は時間の問題で到達が可能になる状態にはなりますが、いつになっても良い知らせが届かないことを表します。目的地に到達しているのに、目的が達成できないことや、待ち合わせをしていた相手が来ないこと、お店が臨時休業などで開かないことなどが背景になります。待たされるだけで実りが無いことや、自分にとって凶報が届くという流れになり、目的地到達間近で足踏み状態になることを表します。いくら待っても連絡が来ないこと、ようやく来た連絡も内容が思わしくなく不満に思うことなどが焦点になります。
ワンドの9の意味の補足事項
ワンドの9の意味や解釈の内容に関しては、上記の内容が全てではありません。 上記のワンドの9の内容は基本的なものであり、ワンドの9を解釈する際の基本的背景となります。 ワンドの9の絵柄から、カードが表しているものを適切に感じ取ることが、鑑定をする際に重要となります。
また、ワンドの9の意味や解釈の仕方は、タロットカードの種類や占い師によって内容が異なる場合があります。 使用するカードに合わせて、ワンドの9の解釈は柔軟に対応してください。 柔軟で視野の広い考え方が、実際にタロットで鑑定をする際には重要となります。
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