[ワンドの10の意味と基本]
[正位置の解釈]
[逆位置の解釈]
[ワンドの10の中級解釈]
[比較的解釈]
[イメージ像]
ワンドの10の意味と解釈
タロット占いでの解釈の基本事項
「ワンドの10」の意味と解釈法の解説になります。 ワンドの10の持つ意味や世界観を理解することで、適切な解釈ができるようになります。
タロット占いでは、展開されたカードの全体像から、個々の意味を掘り下げて読み解くことが基本となります。 ワンドの10が、どのような意味や背景があるのかを確認してみましょう。 タロットカードの関連性と世界観などを考慮することで、より的確に解釈することができます。
ワンドの10の意味と基本
Ten of Wands
ワンドの10の概略
ワンドの10の意味と基本
「抑圧」
ワンドの10のタロットカードは、困難や障害、抑圧を意味します。問題や障害を乗り越えられることや、精神的な抑圧を撥ね退け、プレッシャーを振り切り成功できることなどを意味します。問題から目を背けたり逃げたりせず、正面から向き合うことで乗り越え、成功が見えてくることが分かります。そのような経験を自分の自信に変えることで大きく成長できます。荷が重いカードですが、乗り越えた先に目的地が待っていることなども暗示します。
正位置では、大きな困難や問題を抱えて窮屈な状況になっていくこと、非常に重い責任などを抱えて負担に思うこと、その様な状況から逃げ出さずに乗り越えて成功することを意味します。
逆位置では、重過ぎる荷物を抱えてしまい前に進めなくなってしまうこと、窮屈な状況から抜け出せずに泥沼化してしまうこと、抱えた荷物を手放し与えられた責任を放棄して途中で逃出してしまうことを意味します。
正位置逆位置共に、抱えている重い荷物や責任、目的地を目前にして苦しい状況にあることを表します。
ワンドの10の意味と象意
正位置の解釈
ワンドの10の意味や詳細事項、ワンドの10の正位置の解釈法になります。 タロット占いにおいて、ワンドの10が正位置で出現する際には、ワンドの10の意味が純粋に表れると解釈します。 表裏の無い状況や、良し悪しを問わず結果が出やすい状況であることを表します。
ワンドの10の正位置のイメージ
▼ワンドの10 正位置の解釈の仕方
大きな課題や責任、好機から来る緊張感と、それを乗り越えた先にある成功や祝福を手に出来ること。大きな荷物を抱えた状態で、目的地に到達するまでの過程などを意味します。
緊張。重圧。抑圧。重荷。問題。苦難。障害。荷物。覚悟。移動。異動。荷物番。限界点。荷物過多。前途多難。精神的重圧。苦難の末の成功。
- ・努力や忍耐で乗り越えることで成功と祝福が訪れる。
- ・より大きな物や、広い場所へ変化と移動を伴う状況。
- ・責任や信頼から来る、前向きで満足できる精神状況。
- ・新しい企画や可能性を手にし前向きな状況が始まる。
- ・前向きな努力を続けていくことが必要な状況になる。
- ・仕事上でチャンスが到来し挑戦することで成功する。
▼ワンドの10 正位置の解釈の例
- ・非常に大きな責任や心からの信頼を得て、前向きで積極的な精神状況に変わって行くこと。
- ・進行が非常に困難な状況でも歩みと共に、無限の可能性や輝かしい未来が開けてくること。
- ・長く辛く苦しかった困難や障害をようやく突破し、開放的で輝かしい状況が訪れること。
▼ワンドの10 正位置の対策
最後までやりぬくこと。プレッシャーに打ち勝つこと。地道に進むこと。覚悟を持って請け負うこと。
正位置の解釈
ワンドの10の意味と象意
逆位置の解釈
ワンドの10の意味や背景の詳細事項と、ワンドの10の逆位置の解釈の仕方の基本的な解説になります。 ワンドの10が逆位置で出る際には、ワンドの10の意味が正しく表れず、不足するか過度になり過ぎるかという意味合いが強くなります。 ワンドの10が逆位置で出たとしても、正位置の意味合いを考慮することが大事になります。 逆位置は、表裏がある状況や状況が不明瞭で結果や答えが出にくい事を表していると読み解きます。
ワンドの10の逆位置のイメージ
▼ワンドの10の意味と逆位置の解釈の仕方
将来が見えないことから湧き上がる不安や、その不安に押しつぶされ努力を放棄してしまうこと。重くなりすぎた荷物を、自分から手放し手解放されることなどを意味します。
反発。反対。陰謀。策略。内通。密告。浮気。不倫。挫折。逃避。足枷。重い。裏切り。小心者。忘れ物。疑心暗鬼。中途挫折。分不相応。足手まとい。
- ・努力を続けても可能性が見えず、悲観的になること。
- ・自身や人間関係に信用が持てず、道を失ってしまう。
- ・責任や障害から逃出し努力を途中で放棄してしまう。
- ・状況に押しつぶされてしまいそうな不安に駆られる。
- ・一生懸命に努力しても報われることなく自信を失う。
- ・将来が見通せず不安や焦りばかりが付きまとうこと。
▼ワンドの10の意味と逆位置の解釈の例
- ・重い責任や信頼に応えられないのではないかと、自分に自信がなくなり卑屈になってしまう。
- ・いつまでも同じことを無題に繰り返してしまい、一向に足踏みだけで先に進めない気がする。
- ・気が付けばいつも困難や障害ばかりで、現実や自分自身の人生から逃出してしまいたくなる。
▼ワンドの10の意味と逆位置の対策
重い荷物を手放すこと。問題を抱え続けないこと。進む道を見直すこと。一人で背負い込まないこと。
逆位置の解釈
ワンドの10の中級解釈
上記のワンドの10の基本的な意味を理解した上で、更にタロット占いの解釈の幅を広げるための内容となります。 タロットカード全体の知識や繋がり、世界観などが把握できてから参考にしてみましょう。
ワンドの10の別称:プレッシャーカード
正位置 |
逆位置 |
▼アルカナの背景
タロット占いにおける小アルカナのワンドは、日々の日常生活の中における身近な人間関係や平和な状況を表します。人間関係や人の気持ちで解釈する際には、友人関係や家族兄弟、利益の発生しないような人間関係と友情信頼などの感情や関係性を背景として考慮していくことが大事になります。
▼ワンドの10の前後との関係
ワンドの10の前にあたるタロットカードはワンドの9となり、後ろにあたるタロットカードはワンドのAとなります。 ワンドの10のカードは、ワンドの9の影響を受け、ワンドのAのカードに影響を与えます。 タロット占いにおいてワンドの10のカードを解釈する際には、ワンドの9を背景としてワンドのAへ至る流れにあることを考慮しながらワンドの10の意味と解釈を掘り下げるようにしてください。 ワンドの10のカードがタロットの全体像の中でどのような位置付けにあり、ワンドの9とワンドのAとの関係性を考慮して解釈することがタロット占いの結果の解釈では大事になります。 ワンドの10の基本的な意味となる「困難の克服と責任の放棄」に併せ、ワンドの9の意味「吉報の到来と凶報の到来」、ワンドのAの意味「好調な始まりと状況の終結」を正位置・逆位置に準じて解釈していきます。 この際、「正位置だから良い」「逆位置だから悪い」というような安易な解釈はせず、正位置の意味合いを踏まえた上で、逆位置の解釈をすることを忘れないようにして下さい。
前のカード |
ワンドの10 |
次のカード |
ワンドの10は、前のワンドの9での目的地入りする前に準備する流れを受けつつ、次のワンドのAでの目的地に出発するという流れを背景に持ちます。ワンドの9では、目的地周辺に到着し、目的地に入る前に必要な物を準備するというような状況であり、後は時間の問題で目的地に到達すること、目的地を目前にして楽しみに期待が膨らむという背景になりました。ワンドの10では、この流れを受けつつ、準備した荷物を抱えて目的地に至ること、楽しみにしていた状況にようやく到達することを表します。旅行先の目的地や宿泊地に到着し、荷物を抱えてチェックインをすること、楽しい状況がこれから待ち受けていることが背景となります。また、次のワンドのAでは、目的地の出発となるため、ワンドの10では目的地への到着を意味するだけではなく、帰宅時の状況や次の目的地に出発するという背景も持つことになります。翌日に別の目的地に出発することや、帰宅の途につくことを背景として考慮し、解釈をすることでより深く適切にワンドの10を解釈することができます。
▼タロットカードの比較的解釈
タロットカードを対比させることで、どのような背景や繋がりがあるのか、どのように読み分けるのかを解説しています。 個々のカードの解釈をする際、視野を広げるために、各カードを対比させてイメージしてみましょう。
▼ワンドの10とカップの10との比較
ワンドの10 |
カップの10 |
ワンドの10は、これまで楽しみにしていた目的地に到着し、疲れも残る物の楽しみ喜べる時間が過ごせることを表します。カップの10では、これまで紆余曲折色々な事がありましたが、本当の意味での幸せを手にして喜びに満たされることを表します。人間関係の形成においては、ワンドの10では楽しめるような交友関係の構築と、そのような人間関係の中で楽しく過ごせることを表します。カップの10では本当に愛する人たちと家族を形成していくこと、心から幸せと思えるような人間関係を構築していくことを表します。ワンド10では信頼関係や友情のような親近感のある関係性になり、平和な状況が背景になりますが、カップの10では愛情関係や恋愛のような見返りを求めない関係性や背景になります。
▼ワンドの10とソードの10との比較
ワンドの10 |
ソードの10 |
ワンドの10では、これまで楽しみにしていた目的地に到達して楽しみや喜びに心が満たされていくことを表します。重い荷物を抱えていても心が楽しみにあふれていることが背景となります。一方のソードの10では、これまで避けていたことや望まなかった状況に至ること、不安や苦しさに心が満たされ状況が行き詰ってしまうことを表します。本人が望んでいなかった危険で厳しい状況や、悲しみ溢れる状況に至ってしまうという背景になります。ワンドの10とソードの10で共通となるのが気が重く、背負ったものが重いというのがありますが、ワンドの10では喜びや楽しみのためであり、ソードの10では辛さや苦しみのためである点が大きく異なります。このあたりを視野に入れて解釈することが大事になります。
▼ワンドの10とペンタクルの10との比較
ワンドの10 |
ペンタクルの10 |
ワンドの10は、目的地に到着することや目的を達成することを意味します。ワンドのAから始まった一連の流れが平和的な解決に至るという背景になります。ペンタクルの10は、物質的な側面においての目的を達成すること、資産形成などが成功して豊かな経済状況に至ることを意味します。またペンタクルのAから始まった一連の流れが物質的な成功と共に達成に至るという背景になります。ワンドの10では、私的な面での目的を達成するというのが背景になり、ペンタクルの10では公的な面での目的を達成するというのが背景になります。ワンドの10では楽しみや喜びという面が強調され、ペンタクルの10では物質的な満足という面が強調されます。共に目的地に到達するという背景と、次の出発への準備という側面を持ちます。
▼ワンドの10正位置のイメージの捉え方
▼ワンドの10 正位置のイメージ
ワンドの10の正位置は、仲間と協力して目的地に到達することや目的を達成することを表します。色々な出来事を乗り越えながら人間関係が形成されていくこと、友情が育まれてより深い関係になることが背景となります。本当の意味で親友となるためには、色々なイベントを共にすること、色々な側面を見ることで心を開けるという過程が必要になります。大きな荷物を背負って目的地に到達することで、ようやく荷物を降ろせる状況になるという流れになります。また、背負う責任なども大きなものになりますが、やり遂げることで大きく成長できるという背景もあります。
▼ワンドの10逆位置のイメージの捉え方
▼ワンドの10 逆位置のイメージ
ワンドの10の逆位置は、荷物が重すぎて抱えきれなくなること、問題が大きな事から前に進めなくなることを表します。人間関係の形成においても、問題が多いことから信頼関係が形成できないことや、周囲に足を引っ張られてしまい、前に進めなくなることが背景になります。背負う責任に関しても、自分では到底乗り越えることができそうにない責任や課題になり、やり遂げることが厳しく結果的に評価も下がってしまうような悪循環の流れになります。結果的に抱えきれないものは抱えずに手放すことが大事になるというのが焦点になります。
ワンドの10の意味の補足事項
ワンドの10の意味や解釈の内容に関しては、上記の内容が全てではありません。 上記のワンドの10の内容は基本的なものであり、ワンドの10を解釈する際の基本的背景となります。 ワンドの10の絵柄から、カードが表しているものを適切に感じ取ることが、鑑定をする際に重要となります。
また、ワンドの10の意味や解釈の仕方は、タロットカードの種類や占い師によって内容が異なる場合があります。 使用するカードに合わせて、ワンドの10の解釈は柔軟に対応してください。 柔軟で視野の広い考え方が、実際にタロットで鑑定をする際には重要となります。
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