[ワンドの6の意味と基本]
[正位置の解釈]
[逆位置の解釈]
[ワンドの6の中級解釈]
[比較的解釈]
[イメージ像]
ワンドの6の意味と解釈
タロット占いでの解釈の基本事項
「ワンドの6」の意味と解釈法の解説になります。 ワンドの6の持つ意味や世界観を理解することで、適切な解釈ができるようになります。
タロット占いでは、展開されたカードの全体像から、個々の意味を掘り下げて読み解くことが基本となります。 ワンドの6が、どのような意味や背景があるのかを確認してみましょう。 タロットカードの関連性と世界観などを考慮することで、より的確に解釈することができます。
ワンドの6の意味と基本
Six of Wands
ワンドの6の概略
ワンドの6の意味と基本
「前進」
ワンドの6のタロットカードは、進展や前進、成功や勝利を意味します。立場や地位の向上や、目標に向けての状況の大きな進展、成功や達成などを意味します。努力が着実に実り、進歩していく過程や成功への道を歩んでいる実感を味わえる頼もしいタロットカードになります。問題を乗り越えた先の成功や、周囲から賞賛れることなども意味しています。この先の出世や立場の向上、勝負に勝つことなども暗示します。
正位置では、成功や目標に向かい前向きな気持ちや姿勢で進めることや、問題や障害を乗り越えて目的地に向かい良い流れに乗れること、出世や中心人物になれるチャンスが到来することを意味します。
逆位置では、道の途中で障害や苦難を迎えて立ち往生してしまうことや、目的地に進む事を途中で挫折したり、進むべき道を誤ってしまいを踏み外してしまうことを意味します。
正位置逆位置共に、困難な状況や問題と直面した後の状況や、その後の進む道の状況を表します。
ワンドの6の意味と象意
正位置の解釈
ワンドの6の意味や詳細事項、ワンドの6の正位置の解釈法になります。 タロット占いにおいて、ワンドの6が正位置で出現する際には、ワンドの6の意味が純粋に表れると解釈します。 表裏の無い状況や、良し悪しを問わず結果が出やすい状況であることを表します。
ワンドの6の正位置のイメージ
▼ワンドの6 正位置の解釈の仕方
困難や障害を無事に乗り越え、進むべき目的地に対して前向きに進むことができる状況。進む道や視野がクリアになり、人間関係や環境などに対して肯定的な状況になることなどを意味します。
前進。勝利。成功。進歩。進展。昇進。遂行。達成。成就。期待。希望。積極的。前向き。肯定的。目的達成。乗り越える。評価される。峠を越える。
- ・否定的な状況を抜け出し肯定的な状況を迎えること。
- ・困難や苦難を乗り越えて大きな目的を達成すること。
- ・プレッシャーに打ち勝ち成功に向け大きく前進する。
- ・恋愛関係を確立して順調に円満な交際を始められる。
- ・手強いライバルとの勝負に、打ち勝つことができる。
- ・何事も順調に進むことで、目標となるものが近づく。
▼ワンドの6 正位置の解釈の例
- ・望んでいる方向に進んでいることが分かり、その進捗を心から満足できる状況になること。
- ・辛い苦難や困難のトンネルをようやく抜け、待ち望んでいた成功を手にすることができる。
- ・恋愛関係や人間関係の成功と喜びが、次第に周辺に近づいて来ていることが実感できる。
▼ワンドの6 正位置の対策
目の前の問題を乗り越えること。堂々と進むこと。まっすぐに向き合うこと。正々堂々と挑戦すること。
正位置の解釈
ワンドの6の意味と象意
逆位置の解釈
ワンドの6の意味や背景の詳細事項と、ワンドの6の逆位置の解釈の仕方の基本的な解説になります。 ワンドの6が逆位置で出る際には、ワンドの6の意味が正しく表れず、不足するか過度になり過ぎるかという意味合いが強くなります。 ワンドの6が逆位置で出たとしても、正位置の意味合いを考慮することが大事になります。 逆位置は、表裏がある状況や状況が不明瞭で結果や答えが出にくい事を表していると読み解きます。
ワンドの6の逆位置のイメージ
▼ワンドの6の意味と逆位置の解釈の仕方
抱えている困難や障害から感じるプレッシャーに負けて、目的達成を挫折してしまうこと。周囲の人間関係を信用できずに孤立してしまい、人間不信になってしまうことなどを意味します。
後退。失敗。不安。障害。破棄。不正。密告。孤立。挫折。浮気。敗北。裏切り。不信感。不道徳。背任行為。現実逃避。迷走すること。道を踏み外す。
- ・気が付いたら望む方向とは違った方向に進んでいる。
- ・スランプから抜け出せずに路頭に迷ってしまうこと。
- ・障害や困難に負け、途中半端な所で挫折してしまう。
- ・信じていた仲間に裏切られてしまい、出し抜かれる。
- ・人間関係に失望して人生全ての物事に否定的になる。
- ・状況を素直に受け入れられず現実逃避をしてしまう。
▼ワンドの6の意味と逆位置の解釈の例
- ・状況の変化に対して更なる重荷を感じてしまい、現実から逃出したくなってしまう状況になる。
- ・信頼していた人の裏切りに遭い、大きく出し抜かれてしまい人間関係に失望することになる。
- ・長い間スランプから抜け出せない状況が続いてしまい、悲観的で消極的な姿勢に陥ってしまう。
▼ワンドの6の意味と逆位置の対策
目的地を見直すこと。問題の本質を見極めること。協力を得ること。周囲の人間関係を見直すこと。
逆位置の解釈
ワンドの6の中級解釈
上記のワンドの6の基本的な意味を理解した上で、更にタロット占いの解釈の幅を広げるための内容となります。 タロットカード全体の知識や繋がり、世界観などが把握できてから参考にしてみましょう。
ワンドの6の別称:凱旋式カード
正位置 |
逆位置 |
▼アルカナの背景
タロット占いにおける小アルカナのワンドは、日々の日常生活の中における身近な人間関係や平和な状況を表します。人間関係や人の気持ちで解釈する際には、友人関係や家族兄弟、利益の発生しないような人間関係と友情信頼などの感情や関係性を背景として考慮していくことが大事になります。
▼ワンドの6の前後との関係
ワンドの6の前にあたるタロットカードはワンドの5となり、後ろにあたるタロットカードはワンドの7となります。 ワンドの6のカードは、ワンドの5の影響を受け、ワンドの7のカードに影響を与えます。 タロット占いにおいてワンドの6のカードを解釈する際には、ワンドの5を背景としてワンドの7へ至る流れにあることを考慮しながらワンドの6の意味と解釈を掘り下げるようにしてください。 ワンドの6のカードがタロットの全体像の中でどのような位置付けにあり、ワンドの5とワンドの7との関係性を考慮して解釈することがタロット占いの結果の解釈では大事になります。 ワンドの6の基本的な意味となる「状況の進展と状況の後退」に併せ、ワンドの5の意味「進歩することと退歩すること」、ワンドの7の意味「有利な立場と不利な立場」を正位置・逆位置に準じて解釈していきます。 この際、「正位置だから良い」「逆位置だから悪い」というような安易な解釈はせず、正位置の意味合いを踏まえた上で、逆位置の解釈をすることを忘れないようにして下さい。
前のカード |
ワンドの6 |
次のカード |
ワンドの6は、前の人間関係のいざこざや言い合いをする背景を持ちつつ、次の立場や人間関係の向上に至る背景を持ちます。ワンドの5では、価値観の違いや優先順位の違いなどから人間関係においての不和が生じることなどを表していました。ワンドの6では、それらの問題を乗り越えて前に進むこと、目的地に向けて再度出発することが背景になります。ワンドの5での問題は、解決しやすい問題でもありましたが、それを望むような方向で解決できること、条件の良い方向で乗り越えて次に進めることがワンドの6の背景になります。ワンドの6は凱旋式をテーマにしており、戦いに勝利して凱旋するというのが一連の流れや背景にあります。ワンドの一連の流れでも、問題を乗り越えて堂々と前に進むこと、目的地に向かって着実に進展していくことが背景にあります。また、この凱旋式が終わることで、周囲から評価されること、状況が安定して立場などが向上して行くことが次のワンドの7から分かります。ワンド6は、戦いで勝利を手にして躍進するような一連の流れを背景として考慮することが大事になります。
▼タロットカードの比較的解釈
タロットカードを対比させることで、どのような背景や繋がりがあるのか、どのように読み分けるのかを解説しています。 個々のカードの解釈をする際、視野を広げるために、各カードを対比させてイメージしてみましょう。
▼ワンドの6とカップの6との比較
ワンドの6 |
カップの6 |
ワンドの6は、問題を乗り越えて前進していくこと、勝利を得ることで躍進することを表します。望む状況に至ることや周囲から評価を得られるような流れに乗ることを背景に持ちます。カップの6は、問題を乗り越えて相手から好意や愛情を受け取ることを表します。大きな問題の中で道に迷っていた状況でしたが、覚悟を決めることで愛情や好意を受け取る背景になります。人間関係で考えると、ワンドの6では、周囲からの期待や信頼を勝ち取り、人間関係が大きく進展していくことを表し、カップの6では、相手からの愛情を勝ち取り、恋愛関係が大きく進展していくことを表します。周囲からの評価や期待、相手からの好意や愛情という背景の違いを考慮して読み分けることが大事になります。
▼ワンドの6とソードの6との比較
ワンドの6 |
ソードの6 |
ワンドの6は、問題を乗り越えた後に、目的地に向けて順調に進んで行くことを表します。ソードの6は、問題が生じた後に、問題から身を退くこと、これ以上進むのを辞めて引き返すことを表します。ワンドの6では良好な人間関係が形成されるために、周囲からの評価や信頼を勝ち取るというのが背景にありますが、ソードの6では問題ある人間関係に巻き込まれないように身を退くこと、トラブルを自分から回避しようとすることを背景に持ちます。ワンドの6では、自分から積極的に前に進む事や、状況に干渉していくという前向きな流れになりますが、ソードの6では自分から離れることや身を退くという少々後ろ向きな流れになります。しかし、問題から離れること自体は悪いことではないという前向きな側面も持ちます。
▼ワンドの6とペンタクルの6との比較
ワンドの6 |
ペンタクルの6 |
ワンドの6は、問題を望むような方向で解決し、目的地に向かって順調に進み始めることを表しています。人間関係の形成などにおいても、価値観の合う友達や仲間との良好な関係の形成が背景になります。ペンタクルの6では、非常に厳しい問題を何とか乗り越えられますが、それは周囲や目上からの援助が背景にあることで、何とか問題から抜けだせるという背景になります。自分の力だけではなく、周囲の助力があること、有力者に気に掛けてもらえることからの前進と言う流れになります。人間関係では、職場や仕事においての失敗から立て直すこと、再起のチャンスを得ることなどを持ちます。身近な人間関係か利害もある上下関係かの背景として考慮していくことが大事でもあります。
▼ワンドの6正位置のイメージの捉え方
▼ワンドの6 正位置のイメージ
ワンドの6の正位置は、問題を乗り越えて大きく前進すること、争いに打ち勝ち周囲から称賛されることを表します。これまでの努力や活動が報われることや、周囲からの理解が得られることが背景となり、戦いにおいて勝利を収めて凱旋することを表します。目的地に向かう過程に関しても、行程は順調であり着実に前に進んでいることを表します。人間関係の形成においても、周囲との信頼関係の形成や、関係の進展が期待できることが背景となり、周囲に認められて関係が良好になることを表します。また、今後の人間関係において主導権を握れる状況にもなります。
▼ワンドの6逆位置のイメージの捉え方
▼ワンドの6 逆位置のイメージ
ワンドの6の逆位置は、問題を上手く乗り越えられずに思うように進めないこと、争いの中で何とか勝利を得たものの深手を負い素直に喜べないことを表します。また、周囲から称賛されるような戦いではなく、泥沼試合であったことや、不毛な戦いであったことなども表します。周囲から称賛されない行程での前進であることや、不義不正に手を染めていることなども表します。周囲からの信頼を得ることは難しく、人間関係の構築が難しくなること、主導権が得られずに、周囲に従うしか道がないことも表します。本来の目的地に向かう道から外れてしまっていることが背景になります。
ワンドの6の意味の補足事項
ワンドの6の意味や解釈の内容に関しては、上記の内容が全てではありません。 上記のワンドの6の内容は基本的なものであり、ワンドの6を解釈する際の基本的背景となります。 ワンドの6の絵柄から、カードが表しているものを適切に感じ取ることが、鑑定をする際に重要となります。
また、ワンドの6の意味や解釈の仕方は、タロットカードの種類や占い師によって内容が異なる場合があります。 使用するカードに合わせて、ワンドの6の解釈は柔軟に対応してください。 柔軟で視野の広い考え方が、実際にタロットで鑑定をする際には重要となります。
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