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78枚のタロットカードにおける
「大アルカナ22枚」の考え方

タロット占いの実践において78枚のタロットカードの中で、重要な部分を占める「大アルカナ22枚」の扱い方と考え方の解説になります。 「22枚の大アルカナ」を的確に捉え、その意味を解釈できるようになると、タロット占いの結果がより深く的確なものへと変わります。 「大アルカナ」はの意味や解釈法は、これまでの解説で説明してきたように、解釈しやすい部分と抽象的で解釈の難しい部分とがあります。 それぞれのタロットカードの背景を的確に理解しておくことで、タロット占いの結果を解釈しやすくなります。


78枚のタロットカードにおける
「大アルカナ22枚」の考え方
78枚のタロットカードにおける「大アルカナ22枚」の全体像

78枚のタロットカードにおける
「大アルカナ22枚」の全体像

78枚のタロットカードにおける「大アルカナ22枚」は、人が生まれてから終焉を迎え、その魂が転生を繰り返して、最後に神になるまでの過程を表している非常に壮大なストーリーを背景にしています。 この壮大な背景があり、それぞれのタロットカードが繋がり、関連しているというイメージ像は、タロット占いの実践をする際には常に忘れないようにしましょう。 人として今世を生きている私達では、魂の世界や霊界の状況など、完全に把握できない部分や理解に苦しむという部分もあります。 しかし、タロット占いの実践における「大アルカナ」の全体像として、このような背景があると覚えておくだけでも、占い結果の解釈には非常に強力な後押しになります。


それぞれの「大アルカナ」のタロットカードが、「大アルカナ22枚」の全体で、どのような位置付けにあるのかを解釈の際に考慮していくことが大事になります。 また、その「タロットカードまでの過程」や、「これから待つ運命や将来」がどのようなものになるのかは、「大アルカナ22枚」の全体像が把握できていると容易に解釈に考慮することができます。 このように、タロット占いの実践をする際には、この「大アルカナ22枚」の全体像を捉えておくことで、1枚のタロットカードから読み取れる事柄が非常に多くのものになります。


「大アルカナ22枚」の全体像

「大アルカナ22枚」の全体像


▼「大アルカナ22枚」の全体像の捉え方

012192021
タロットカード「愚者」 タロットカード「魔術師」 タロットカード「女教皇」 タロットカード「太陽」 タロットカード「審判」 タロットカード「世界」

この中の14番目の節制
タロットカード「節制」
←←前に
「吊られた男」「死神」
を経ている
後に→→
「悪魔」「塔」
を控えている
タロットカード「吊られた男」 タロットカード「死神」 タロットカード「悪魔」 タロットカード「塔」

78枚のタロットカードにおける
「大アルカナ22枚」の全体像
タロット占いの実践における「大アルカナ22枚」の読み方

タロット占いの実践における
「大アルカナ22枚」の読み方

これまでの「大アルカナ」の解説は、人が生まれてから神になるというような壮大なストーリーが背景にあるとしてきました。 この背景像は、あくまでタロット占いの実践をする際に「大アルカナ22枚」を把握するために大事な考え方の一つであります。 実際のタロット占いにおける鑑定や、タロットカードの意味を解釈をする際には、このような物質界や霊界というような読み方をするわけではありません。


人が生まれて転生を繰り返し神になるという一連の流れを、実際のタロット占いの鑑定では、質問内容や解釈の仕方、依頼者の人生にあてはめて現実的な事柄に落とし込んで行きます。 「大アルカナ」が示す壮大なストーリーを、人の人生の様々な局面に例えて捉えていくと分かりやすくなります。


▼人生における出来事の繰り返しと学業

人が生まれて育てられる。
人が生まれて育てられる。
保育園への入園から卒園。
幼稚園への入園から卒園。
小学校への入学から卒業。
中学校への入学から卒業。
高校への入学から卒業。
専門学校への入学から卒業。
大学への入学から卒業。
大学院への入学から卒業。

▼人生における出来事の繰り返しと仕事

企業への就職から退社。
転職先への就職から退社。
転職先への就職から退社。
勤務部署から異動。
勤務地から転勤。
役職の就任から出世。
退職から独立や企業。
就職から定年。
定年から再雇用。

▼人生における出来事の繰り返しと恋愛

恋愛から結婚。
失恋から新しい恋愛。
結婚からの離婚。
離婚からの再婚。
結婚から妊娠。
妊娠から出産。
出産から育児。
第一子から第二子。
第二子から第三子。
子供の幼少期から成人。
保護者の人間関係の変化。
子育てからの卒業。
子供の就職。
子供の結婚。
子供の出産。
孫やひ孫の誕生。

▼人生における出来事の繰り返しのその他

人との出会いから人間関係の形成。
恩師との出会いから学びを得ること。
友達や仲間の形成と別れ。
習い事を始めてから辞める。
病気を患ってから完治。

このような人生においての一連の流れや繰り返しというものを「大アルカナ22枚」は表していいます。 タロット占いの実践における鑑定やタロットカードの意味の解釈の際には、このような背景があると意識し、その中のどのような過程にあるのか、どのような重要度なのかを考慮していきます。 質問内容に合わせて舞台背景を考慮し、「大アルカナの22枚のタロットカード」に合わせて現実的な状況や未来などのイメージを展開させていきます。


タロット占いの実践における
「大アルカナ22枚」の読み方
タロットカードの繋がりと流れ「大アルカナ22枚」の繰り返し

タロットカードの繋がりと流れ
「大アルカナ22枚」の繰り返し

タロットカード「愚者」 ・・・・・ タロットカード「審判」

78枚のタロットカードにおける「大アルカナ22枚」は、「愚者」~「審判」を経て、転生して「愚者」に戻るというような一連の流れを説明してきました。 この「繰り返す」という考え方が、タロット占いの実践をする際に、「大アルカナ」を的確に捉えるために非常に大事なことになります。


「生まれてから転生する」という繰り返しが、壮大なストーリーとして「大アルカナ」の背景にあると考えて行きます。 実際の人生などでは「入学してから卒業する」の繰り返しを経て、成長して大人になるというイメージになります。 「入社~退社」「新年度~年度末」「元旦~大晦日」「誕生日~次の誕生日」など。 始まりが有れば終わりがあり、終わりが有れば次が始まる、というのがタロット占いの実践においての「大アルカナ22枚」の捉え方の基本となります。


始まりから終わりまでの間に、紆余曲折、色々な事が起こるのが人生であり、それを表しているのが「大アルカナ22枚」の個々のタロットカードになります。 このように考えていくと、「大アルカナ」を解釈する際には、個々の意味だけではなく、全体でどのような位置にあり、今後どのような流れになるのかというより深い解釈ができるようになります。 タロット占いの実践をしていく際には、個々のタロットカードの意味にとらわれ過ぎず、全体像を捉えて解釈を進めていくことが大事になります。


▼人生における出来事の繰り返しの例

タロットカード「愚者」 出産 妊娠 入園 入学 入社 新学期 新年度 新年 就職 新部署 新天地 新会社 新生活 独立 起業 新しい出会い 新しい人間関係 新しい友達 習い事を始める 出かける 誕生日 元旦
タロットカード「審判」 卒園 卒業 期末 年度末 年末 退社 退職 転勤 異動 定年 帰宅 別れ 離婚 死別 合格発表 引っ越し間際 離れること 何かが終わること 次の段階へ進む事 終業 収めること 誕生日前日 大晦日

タロットカードの繋がりと流れ
「大アルカナ22枚」の繰り返し
78枚のタロットカードにおける「大アルカナ22枚」の総括

78枚のタロットカードにおける
「大アルカナ22枚」の総括

このように「大アルカナ22枚」は、人生にとって非常に重要な事柄を表しているタロットカードになります。 小アルカナも含めた78枚のフルデッキでタロット占いの実践をする際には、「大アルカナ」の出現はより深い意味を持つことになります。 小アルカナと同じようにタロットカードの意味を解釈してしまうと、占い結果が単調なものになってしまいます。


タロット占いの実践をする際には、「大アルカナ」は「小アルカナ」と比べて、インパクトが強い出来事や心象、気持ちや状況であり、人生にも影響を及ぼすくらいの強い意味合いを背景に持ちます。 「大アルカナ22枚」だけでのタロット占いもできますが、このインパクトが強いタロットカードばかりが並ぶため、解釈が抽象的になり難しいという側面もあります。


小アルカナの56枚も含め、78枚のタロットカードで占いを実践する事で、「大アルカナ」の存在がより引き立ち、占い結果にメリハリが出てくることになります。 こうなると、「大アルカナ」の背景を含めた解釈をする事で、占い結果が全体的に深く掘り下げられ、より詳細なことまでを見ることができるようになります。


タロットカード「女帝」 タロットカード「正義」 タロットカード「星」

将来の出来事や人の気持ちに至るまで、「大アルカナ」が出現してきた際には、より深く重い意味があるというのが本来の解釈の仕方になります。 それが具体的にどのようなものになるのかは、小アルカナの考え方やタロットカードの個々の意味を考慮していくことが大事になります。


78枚のタロットカードにおける
「大アルカナ22枚」の総括
 


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